Elevator Pitch とは端的、明確に自社の商品、サービスあるいは新しアイデアや自分自身を売り込む短時間のスピーチです。エレベーターに乗っている時間内(30秒位)に完結することを目標としているので、エレベーターピッチと呼ばれています。
一番身近なエレベーターピッチは入試や入社面接で初めて会う人に簡単に自己紹介をして自分を売り込まなくてはいけない時でしょう。それを例に取って Elevator Pitch の創り方を簡単に説明してみます。
[1] Know Yourself First!!
まず、自分を客観的に分析しましょう。自分の強み、経験、特技などを書き出します。この段階では Brainstorming と言って、何も除外せずに思いついたものをすべて書き出します。強み診断や性格診断を使ったり、まわりの人の自分に対する意見や評価を聞くのも有効です。
[2] 相手の WANT (必要または欲しているもの)や PAIN POINT (痛点)を知る
相手はどのような人を必要としているのかを調べます。少し高度なテクニックとして相手がまだ自分の知らない Want や Pain Point を指摘するあるいは作り出すということもできます。(例えば、自転車で全く不自由を感じていない人に、電動自転車を買うとどれほど行動範囲が広がり、時間の節約ができるかを証明することによって新たな Want - 欲しいという気持ちを作り出す)
[3] 目的がはっきりしている - Have a Clear Goal
Elevator Pitch の GOAL がクリアで相手にもはっきり伝わること。
[4] 次のステップへとつなげる HOOK がある
Elevator Pitch は序章、アペタイザー。相手に自分のことをもっと知りたいと思わせる HOOK が必要です。また、次のステップを用意しておく必要があります。
[5] 端的である - Simple is Best!
[6] その国の文化(ビジネス文化)に則していること - Culturally Appropriate
アメリカでも人気があったテレビ番組の「テラスハウス」でメンバーたちが自己紹介する時に必ず全員が自分の歳を言うのを見たアメリカ人の友人たちは「なぜ日本人はいつも自分の歳を教えあうの?」と不思議がっていました。日本では年功序列や敬語などを使う際に必要なインフォメーションなので、お互いの歳を知りたがるのは自然なのですが、アメリカでは大変不自然なことであり、場合によっては違法となります。これは一例ですが、Elevator Pitch を創るにあたり、気を付ける必要があります。
[7] Practice, Practice, Practice
創り上げたエレベーターピッチを第三者に評価してもらい、実際に声に出して練習して自分のものにすることも大事です。
Elevator Pitch を創る過程でじっくり考える時間を取ることによって、自分の強みやセールスポイントがはっきりして、目標が明確になるというメリットがあります。
Global Josei Academy では「英語でElevator Pitch を創る!」 "Creating an English Elevator Pitch" ワークショップをご用意しております。日本語と英語の両方を交えてのワークショップですので、お気軽にご参加ください。
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